■ ポリプテルス・エンドリケリー・エンドリケリー
ポリプテルスは、1798年ナポレオンのエジプト遠征時に発見された
淡水魚で、アジアアロワナ、ガーパイク、淡水エイ、肺魚 等と並ぶ
古代魚の仲間です。

古代魚とは、約ウン億年前より進化せず現代まで生き残っている
魚を指し、ポリプテルスは、デボン紀(約4億1000万年前〜
3億6000万年前)に出現した魚であると言われています。

ポリプテルスは、2属10亜種が確認されており、
その中でもポリプテルス・エンドリケリー・エンドリケリー
(以下エンドリケリー)は、最大で70cm前後まで成長するといわれる
大型のポリプテルスです。

1982年、ラプラディのインボイスネームで、初めて輸入されました。



■ エンドリケリーの生態と飼育
アフリカのニジェール川、ボルタ川、ホワイトナイル等に分布しており、
枯れ葉や倒木の多い湖沼地から、やや流れのある小川のワンドなどに
生息しています。

エンドリケリーは、夜行性の魚です。
昼間は底でジっとしていることが多いですが、夜になると活発に泳ぎ、
意外にも障害物の間、狭い所を器用に回遊する習性があります。
餌は、口に入る魚なら殆ど捕食するので、混泳魚には細心の注意が
必要となります。
主に 金魚・メダカ・どじょう・川魚・牛ハツ・人口餌等をメインに与え、
ザリガニ・クリル・ミルワーム・マグロ等の脂身が少ない刺身等を
おやつ程度に与えると良いでしょう。

飼育下では、通常 50cmを超えると大きい方で、60cmを超えると
超BIGサイズです。 水槽サイズは、奥行き60cm以上がBESTです。
60cmUPを狙うなら、奥行き90cmのスペースが欲しいところです。



■ エンドリケリー(ポリプテルス)の魅力
まるで恐竜を想起させるその風貌は、初心者〜マニアにわたり、
多くのアクアリストを魅了する熱帯魚(古代魚)の一つです。

大小様々なサイズ、特徴が異なるエンドリケリーが、
古代魚を取り扱う熱帯魚店で販売されています。
それぞれの個体が持つ特徴を生かしながら、
丹念に飼育をしてみて下さい。

きっと、素晴らしいアクアライフを堪能できる事でしょう!


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